リリース

笹百合時計マリールイーズ by Hirabayashi-Takashi 独自のデザイン、価値ある素材、優美なハンドメイド時計 4作品を頒布いたします 2026年3/31まで

マリールイーズ(オマージュ)オーバル 左作品仕様 1点限り

1. 18KYGケース 18KYGバンド 天然ルビー入り18KYG竜頭 18KYG裏蓋 18KYG中留 18KYGねじ 極上天然ダイヤモンド

2. 手彫り彫金ケース 18KYG裏蓋はねじ留め サフャイヤガラス

3. エプソン製クオーツムーブメント内蔵  防汗

4. 税込み価格 850,000円

マリールイーズ(オマージュ)オーバル 右作品仕様 1点限り

1. 18KYGケース ダイヤ入り18KYGリューズ 18KYG裏蓋 18KYG尾錠 18KYGねじ 極上天然ダイヤモンド トカゲ革バンド(予備バンド一式付き)

2. 手彫り彫金ケース 裏蓋は18KYGねじ留め サフャイヤガラス

3. エプソン製クオーツムーブメント内蔵 防汗

4. 税込み価格 450,000円

マリールイーズ(パヴァーヌ)トノー 左作品仕様 1点限り

1. 18KYGケース ダイヤ入り18KYGリューズ 18KYG裏蓋 18KYG尾錠

18KYGねじ 極上天然ダイヤモンド クロコダイルバンド(予備バンド一式付き)

2. 極上天然ダイヤモンド取り巻き 裏蓋18KYGねじ留め サフャイヤガラス

3. エプソン製クオーツムーブメント内蔵 防汗

4. 税込み価格 880,000円

マリールイーズ(パヴァーヌ)トノー 右作品 1点限り

1. 18KWG+18KWGケース ダイヤ入り18KYGリューズ 18KWG裏蓋 18KWG尾錠 18KWGねじ 極上天然ダイヤモンド クロコダイルバンド(予備バンド一式付き)

2. 極上天然ダイヤモンド取り巻き 裏蓋は18KWGねじ留め サフャイヤガラス

3. エプソン製クオーツムーブメント内蔵 防汗

4. 税込み価格 900,000円

万葉時計 by Hirabayashi-Takashi   幽玄の美 唯一無二の1点  日本の粋 2026年3/31まで      



「百済観音立像,柿本人麻呂の万葉歌、J.S.BachのBWV.147」の第一級の作品に感銘を受け、触発され取り組んだ万葉時計の15年間。自国の文化に立ち返り思慮を深めた貴重な体験。そこから生まれた日本古来の工藝的な外装デザインと精緻なムーブメントとの霊妙な調和は麗しい。

細部に至るまでハンドメイドにこだわり工業製品の無機質さを無くしプロダクツに欠落しがちな味わいや趣をどうしても創り出したかった。卓越する技能習得には数十年の歳月が必要だったけれど。その甲斐もあり幽玄な装いと独特なArtistic Impressions、風雪を重ねた名盆栽のような風情をも醸し出しています。国内外のどのブランド時計とも異なる独自様式の誕生に繋がったことは、長年の工藝美の探索が報われた思いです。時計にも豊かな詩情と物語を。

この唯一無二の(One of a kind)万葉時計作品を2025年より1年に1作品づつ販売いたします。この限られた機会でのご決断、ご連絡をお待ちします。ご入札はメールにて金額、ご住所、お名前、連絡先をお知らせ願います。折り返しご返事させて頂きます。宜しくお願い致します。

日本の矜持を内に秘める、審美眼と慧眼の持ち主の方のご入札を心よりお待ち申し上げております。作品は素材、デザイン、独創性、作り込み、技能、芸術点、希少性、機能とも申し分の無い逸品です。

「万葉時計」仕様  世界限定1作品

★機械式自動巻 Cal.2892A2-SR 和歌表示  
裏スケルトン 生活防水

胴外径Ф40mm 厚み9.5mm 総重量89g

★素材 Pt100ケース オーストリッチバンド サフャイヤガラス

K18WG(オーナメント、竜頭、リアベゼル、ねじ、ローター、尾錠)

VS2up天然ダイヤモンド  ムーブメントにダイヤ付きK18WGねじ2本

★特徴 世界唯一の和歌表示時計  万葉集321番

【富士の嶺を 高み畏み 天雲も い行きはばかり たなびくものを】

精緻なパルメット日本彫金

特製K18WGローター with diamonds

★頒布期間 2026年3月31日まで

★税込み価格 880万円


□お引渡し アシュラ時計工房にて 無傷、無指紋でお引き渡しと致します。

□ご注文、お問い合わせ 長野県諏訪市豊田3439-1 アシュラ時計工房

   作者と電話する  ☎0266-53-2411 

   作者にメールする  asrwatch@po12.lcv.ne.jp

法隆寺 百済観音像

見る度に感銘を覚え作品づくりの目標とする像がある。

1997年、来日したフランスのシラク大統領の眼に留まり渡仏しルーブル美術館で特別展示された像、百済観音立像

650年頃、飛鳥時代の作とされる。1400年前に造られた立像が現代にも印象を与え続けることへの感慨。凛とした伸びやかな体躯と造形に覚える緊張と高揚は暫くして柔和に包まれる。沸き上がる余韻。時の試練に耐えた清々しい風格。

無機質感は全く無く息遣いが聞こえるよう。

京都葵祭と御所車

1990年ダイヤモンド国際賞受賞作のブレスレットのモチーフになった御所車と葵祭の様子を投稿いたします。実際のところは花車の車輪を見たときにこの図案が閃いたのですが、そのままでは平面的なので凹凸を付加しブレスレットに陰翳を盛り込みました。こちらの葵祭の写真では御所車を曳く牛はお尻の一部しか見えていませんね。平安時代の華やかさが伝わります。写真はKYOTOdesign承認済み。

Diamonds-International Awards Winner 1990

昨年、記者から私の受賞したダイヤモンド国際賞の作品の問い合わせが有りましたので、33年ぶりにじっくりと眺めてみました。1990年に受賞したブレスレットは純銀上に黒漆を塗布しエッジにはプラチナ部材をロー付けしそのエッジ内にトリリアントカットの天然ダイヤモンドを36個を取り付けたジャポニスムのデザインです。全く古くなっていません。デザイン、製作とも自身の手に依ります。モチーフは牛車の車輪になります。牛車の図は中学生の教科書にも掲載され日本人なら一度は目にしています。1000年の伝統ある日本の風景の中から車輪に注目したのは将来も無くならないし、欧州ではWheel of Fortune の箴言もあり、時の試練に耐えたものは強力である印象を持っているからです。デザイン画を応募する時、厳しいアジア地区予選が通れば本選で選出される予感がありまして、その通りになったとの記憶が昨日のことのように思い起こされます。それ程インスピレイションを感じていました。審査員は5名で日本人はいないと聞いていました。受賞作の写真は審査員の一人であるイギリス人フォトグラファーによるもので、鼻とおでこに載せる構図は日本人では出ないのでは。スポンサーはセイコーエプソン株式会社。作品は塩尻事業所の展示室に納められています。授賞式はパリ市商工会議所で行われ、内外装大理石の宮殿への入場に躊躇った記憶があります。フランスのメゾンがこのような歴史環境から育まれたことに文化の相違を意識せざるを得ません。このブレスレット意匠を時計外装に応用、転用した作が万葉時計になります。 Hirabayashi-Takashi

小泉コレクション

6年間にわたり製作し、ご購入いただいた7作品を小泉氏の許諾を得て公開いたします。カスタムメイドについては、小泉氏の要望(手巻で最もシンプルに!)を両者にて擦り合わせ12時位置にMのみ手彫金しています。使い易い大きさ(外径Ф36mm)と厚みも考慮し薄型手巻きCal.7001を内蔵しています。小泉氏の秀逸な感性は的確で緊張感を持って製作に当たりました。このような機会を与えて頂き心より御礼申し上げます。

伝統衣装にも調和します。

平成30年秋に島根県雲南市の和歌発祥の史跡、日本初の宮の須我神社に奉納し神蔵に保管されている万葉時計が4年越しに新嘗祭に合わせ勝部宮司さまが着用され、その写真が氏子の方より送られてきましたので公開致します。

勝部宮司は島根県神社庁の副長官を務められ神歌やその演奏でも一目置かれる宮司さんで韻律や声も清々しい。存在感のある勝部宮司さんが伝統装束をまとう姿は圧巻ですので、はたして時計作品がどの様に見えるか興味が有りましたが、当初のデザインの狙い通りにまずまずの調和と思いました。ハンドメイドによるフェイスが味わいを醸しているためでしょう。作品も使用されて更に活きます。

こちらの万葉時計を須我神社さまに奉献した事由は内蔵された和歌に依ります。

 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を  

忘れ去られた1300年前の世界が名歌を介して現代に繋がり時の車輪が回り出します。

草間三郎氏からの高評を公開いたします。

セイコーエプソン(株)の社長をされた草間三郎氏に万葉時計を観て頂ける機会が3月末にあり、その折頂戴した批評(私にとっては激励)を記します。

「初めて見ました。パンプキンを眺めた時の感覚と同じです。久しぶりに本物の伝統工芸作品を見せていただき、ある種の興奮を覚えたことは確かです。また、日本の古典と歴史を学ばれておられ感心しました。」

写真の万葉時計に表示される和歌は、持統天皇の詠まれた

 春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣乾したり 天の香具山 

2022年2月24日

この春は惨い。砲弾が地面に突き刺さり寝ているものを目覚めさせる。瓦礫の中に小さな命を閉じ込める。この春は惨い。

2017年の同国のタレント番組で5歳のベロニカちゃんは歌った。

「星が光ったのではなく、大地に花が咲いたの。あふれた草は絹となり朝を迎える。春の風が三つ編みを解き妖精が花に宿る。願いなんて青草で、綺麗に咲くのは命だけ。お帰り春よ、命の春よ、みんなの春よ。お帰り春よ、命の春よ、みんなの春よ。」

「お帰り春よ、みどりの春よ、みんなの春よ。」に一部変えたい想いに駆られたる。

我が国にも、春の到来を歓ぶ名歌がある。志貴皇子の歓びの御歌一首

石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも  8-1418