SBCラジオ「信州うわさの調査隊」 のパーソナリティーの土橋桂子さんから取材依頼の連絡がありその後工房応接室で2時間程の話を致しました。
令和元年の節目に合った万葉時計を製作している小生への取材でしたので10月にリリースした作品を観てもらえるように用意してはありましたが、土橋さんの存在感で流れに任せて自然に話が弾み、気がつけばかなりの時間が経過していてモノをお見せすることも忘れてしまったのですが、創作への端緒や意気込み、そして作品の理念もお伝えできたと思います。(放送は12/20済)
際どい発言もあったと思いまして(そこはきっと編集されるだろうと思っていましたが)そこの部分は削除されず、冷や汗をかきました。放送後に反省のメールをお送りしたのですが、土橋さんはいたって気にされない様子でした。
彼女の百戦練磨のパーソナリティーの風格を察知しましたから、私も歯にものが挟まった言い回しを止め生々しい発言となりました。
日頃から自国の工業デザインへの不信感を覚え、もっと美しいものが何故出てこないかと日々感じますから、根底に 怒り を覚えているからです。
本来の日本民族は 省略と誇張 のバランスに秀でているはずと思っております。それは江戸絵画を観れば、特に北斎の富嶽三十六景をみれば絶妙な構図と不要物の省略、主役の誇張へのセンスは現代も参照になります。とはいえ筆さばきは達人です。
練達を経た高度の技能の大切さもひしひしと伝わります。
画像はありませんが後日に10月のリリース作品を公開いたします。 この作は黒外装に白顔のツートンによる味わいある秀作です。 この作をモデルにして2021年には頒布作品を製作いたします。
この度の機会は画像や写真を見せずともラジオ特有の「言葉」だけで伝える面白さや楽しさ、そのための工夫への拡がりを認識できましたこと、土橋さまに御礼申し上げます。
有難う御座いました。